肉を食べる筆者が動物はごはんじゃないデモに参加してみた

動物はごはんじゃない
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参加した理由

まず筆者は肉を食べる。そして魚も食べるし野菜も食べる。動物はごはんじゃないデモといえばビーガンの集まりというイメージがあると思う。確かに多くはビーガンのようだ。

しかし私はビーガンではない。肉も魚も食べるただの一般人である。では何故参加したのか?と言えば、経験してみたい、興味本位、ということも間違いではないが、私が参加した理由の一つとしては「アニマルウェルフェア(動物福祉)向上」について賛成している立場としての参加という意識があったからだ。

アニマルウェルフェアという言葉を耳にしたことがない人もいるかもしれないが、アニマルウェルフェアについても記事を書いたので下記を参照してほしい。

デモ参加の説明はとても冷静

当日は赤い服を来て、渋谷の某所に集まって、説明会を受けるという流れになっていた。

主催はアニマルライツという団体が主催しており、参加者はアニマルライツの人間が沢山いるようなイメージを持つが、実態はそのほとんどは自主的な参加者達だった。

待ち合わせをしていた人と渋谷某所の会議室に集まり、説明を受ける。まず参加者の印象だが、女性7割 男性3割というところ。若い女性も多く、外国人も1割くらいいただろうか。日本語が全く喋れない外国人も中にはいた。

説明は日本語と英語で交互に説明される。かなり割愛しているが内容としては下記のような内容だ。


・デモは必ずルールに則り、警察の指示に従って動く事
・反対派が必ずいる事を認識する事。
・暴言を吐いたり、説得を試みようとしたりする人はデモに参加する事は出来ない事
・反対派は眼の前で肉をわざと進めたり、議論勝負しようとする。平和に穏やかに一切の挑発に乗らない事。
・日本中で世界中で狭い檻の中で、必死に呼吸し必死に生きている動物の事を考て、たった2時間のデモが耐えられるかどうかを問いかけてほしい

 


彼らは至って冷静で、平和的に行動する事を全員で考え、伝えたい内容を伝えるべくデモを行っているようだ。その中でも私がとても良かったと思った内容として、下記がある。

・動物の声を代弁するという事は非常に難しい事。動物を守るという事と自分の信念や主義主張が異なる事は多々ある。自分の信念や主義主張を通したいという自己欲求と動物を守る事は無関係。どんなに腹が立っても、怒りで対応してしまえば二度とその人は動物たちの為に何かをしたいと思わなくなる。一時的に議論に勝っても全く無意味。

反対派の中には動物の声なんてわからねーだろ!勝手にほざいてんじゃねぇよ!という主張もあると思うが、彼ら自身がそれを一番分かっているという事だろう。そして一時的な議論に勝つことに対して、何ら価値を見出していないのである。

デモ行進の様子

説明を終えるといざそのデモの赤い列に並ぶのだが、2019年6月のデモ参加者は250人だそうで、たくさんの赤い服が並んでいた。

動物はごはんじゃないデモ
沢山の赤い服
※ここでは私的な写真である為モザイクをしています

そこで反対プラカード等を受け取り、デモ行進へと進んでいくのだが、スタート地点で反対派もしくは非難したいyoutubeの配信者や人がおり、デモ行進出発時点ではまるで漫画のワンシーンだった。

およそ2時間程渋谷から始まり周辺を歩く。全て警察の誘導で、警察に許可を取った上でのデモである。

彼ら彼女らは2時間、一部の人から煽られ続けたり、車からF○ck○ou等もされたりしたが、誰にも構わずに前を向いてデモを行っていた。私も同様に真似をした。一番前の人は矢面に立たされるわけだが、これを考えると忍耐力と使命感があるのだと思う。

デモの様子については語るよりも動画を見る方が早いだろう。ここでは中立な立場から、それぞれの動画を紹介する。

動物はごはんじゃないデモ動画

反対派のデモや議論の様子の動画

煽っている人

このように反対派は存在するし、ただ煽り目的の配信者も存在している事を認識した上でデモに参加してほしい。肉が好きな人、ビーガンな人、それぞれに様々な感情が湧き上がってくると思うが、彼らが言うように、一時的に議論に勝っても意味がないのである。

終わった後

デモが終わるとすっかり辺りは暗くなっていた。最後に集まった公園では、今回集まった250人ものデモ参加者に対する感謝の言葉を話し、速やかに帰宅してください、と促される。その後、希望していた人は食事会へ行く(ビーガン料理である)。

動物はごはんじゃないデモ終わり

参加してから思ったこと

まず私は「動物はごはんじゃない」という強烈なキャッチコピーについて最初とても考えた。

敢えて狙ったワードであると思うのだが、動物はごはんじゃないと言い切ってしまうと、食物連鎖を否定してしまうのではないかというところ。

どうしてもビーガンの考えに寄り添ったキャッチコピーになってしまうので、一般人からすると、いや、肉食うし、という話になるし、猫飼いの私は猫には動物性蛋白質が必須である為、完全否定は出来ないのである。


※例:おまえそれサバンナでも同じこといえんの
※例:おまえそれ無人島でも同じこといえんの

 

そんな主張もわからなくもない。
しかし一歩考えてみると、動物はごはんじゃない、というワードの中には様々なワードが含まれている事が分かる。

工場畜産反対
動物にも福祉を
動物にも生きる権利がある
出来るだけ肉を減らして行きましょう
培養肉にスイッチ出来ないか





強烈なワードで私は最初参加を躊躇ったのだが、動物福祉(アニマルウェルフェア)と、培養肉、という部分だけは私的に賛成するところがあったのでデモに参加した、という流れとなる。このように一部シナジーがあって参加しても良いのである。

吸引力があるこのワードは、私のような一部の主張のみの賛成派も吸収するかもしれないが、同時に反対派も増やしている事も事実だろう。しかしこれは同時に畜産の実態を広めるために、バズらせる要因ともなっている。

現にデモの参加者は去年の200人から250人へと参加者が増え続けている。

動物に対するリテラシーは日本は世界でもかなり低いと言われている中、政府はマイクロチップ義務化や、動物愛護法案を厳しくしたり、北里大学等の研究も熱心である。これから動物福祉が盛り上がっていく事は間違いなく感じた。

課題はとても山積みであると思うし、肉に対する食品業界の経済効果は莫大である。これらの経済圏を簡単には0に出来ないし、0にする方がその経済損失により、今の生活がより幸せにならなくなってしまうかもしれない。

これらを同時に解決する為にはその方法を議論し、見つけることが重要なのだが、まずは畜産や動物に対して知る事から始めるという意味では、このデモ自体は極論ではあるが意義のある活動だと私は思う。知らない人だっているのだから。

興味を持った人へ

強烈なワードから想像するような激しいデモではなかったし、穏やかな人が多かった。平和を願う人と同様に、彼ら、彼女らは心が優しい人なのであろう。

動物はごはんじゃないデモでは、私のように一部の主張だけシナジーがある場合でも、快く迎え入れてくれる。何も今肉を食べてるから参加しちゃだめ、というわけではない。

反対の立場なのか、賛成の立場なのか、そしてどんな未来がいいのか、考えるのはあなた次第だ。

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