ペットフードの選び方 その1

ペットフードの選び方1
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ペットフードを選択するにあたり、様々なサイトでランキングや評価をされています。しかし1位のものがよい、最下位のものが悪い、という事を最初から決めつけている状態でフードを購入する事はお勧めしません。ここではそもそもペットフードを選択する前に知るべき最低限の知識を得られる事に特化して、記事を作りました。この記事は重要なPointを押さえることが出来る内容となっています。

ペットフードの明確な基準って?

ペットフード公正取引協議会について

日本で発売されているペットフードは、ペットフード公正取引協議会が消費者庁の認定を受け「ペットフードの表示に関する公正競争規約」という自主基準の規定と表示義務を作っています。

また、法律としてペットフード安全法というものが存在し、これにより、明確な原材料の表示義務も存在します。海外から輸入されたペットフードは、この基準を遵守しているかというと、日本で発売する為にはペットフード安全法を守る事が前提でないと販売できない為、安全法は守っていると考えられます。しかし、公正取引協議会の規定に関しては対応は様々です。

ペットフードの種類

公正取引協議会ではペットフードの種類として下記のような種類を定義しています。

「総合栄養食」
「療法食」
「間食」
「その他目的食」

 



日々ペットに与えるペットフードと呼べるものは「総合栄養食」が該当します。「療法食」は特定の疾病や健康状態にある犬猫おいて、獣医師の指導の元、成分を調整されたフードです。「間食」はしつけのご褒美等に使うような、おやつやスナック等が該当し、「その他目的食」は特定の栄養を摂取するためのフード、あるいは嗜好品等が該当します。

もう一度いいますが、毎日食べるもので重要なのは「総合栄養食」です。

ペットフード公正取引協議会ではアメリカのAAFCO(米国飼料検査官協会 )というペットフードの基準を作っている組織の基準値を参照し、適宜基準を決めています。「総合栄養食」であると名乗る為には、ペットフード公正取引協議会に分析試験などの内容を報告する必要があり、きちんと基準をパスしたフードでないと「総合栄養食」と名乗っていはいけないルールとなっています。

ペットフード公正取引協議会での規定、表示義務について

自主規制による表示義務

ペットフード公正取引協議会に会員として入っているペットフード会社の場合、販売するペットフードに下記の4つの表示を行うように取り決めています。

「目的」 ○○成犬用、成猫用、等、どんな目的で与えるのか
「内容量」 明確な容量が必要
「給与方法」 成犬1kgあたり1日○○gを目安として~等
「成分」  粗タンパク質○○%、粗脂肪○○%等

ペットフード公正取引協議会に入っていない会社は上記表示は全て任意になります。ペットフード公正取引協議会に入っていないペットフード販売会社を選択する場合、これらの表示をきちんと表記している会社であれば選択しても良いと思います。しかし、第三者に成分表を届けているというわけではない事も頭に入れておかなくてはいけません。

原材料や原産国等の表示義務について

ペットフード安全法による表示義務

日本にはペットフード安全法という法律があります。この安全法により、ペットフードには下記を表示する必要があります。

「ペットフードの名称」 猫用、犬用などを明確に記載
「賞味期限」 年月日、または年月を記載
「原材料名」 添加物を含む全ての原材料を記載
「原産国名」 最終加工工程を完了した国
「事業者名」 製造者、輸入者、または販売者



これらは必ず守らなければならない為、上記5つが書かれていないようなペットフードは絶対にペットに与えてはいけません。

立入検査を行うFAMIC

ペットフード安全法ではFAMIC(農林水産消費安全センター)という独立行政法人が1ヶ月に一回、ペットフード会社に立ち入り検査を行っています。 かび毒や農薬、メラミン等、試験対象を不定期変更しながら検査しているおり、ペットフードの安全性を保持するために活動しています。

FAMICでは違反した業者の公開も行っています。必要に応じてチェックする事も必要かもしれません。下記にFAMICのURLを掲載します。

FAMIC

表示方法と内容

ペットフード安全法とペットフード公正取引協議会の規定に従う場合、下記のような表示となります。

転載:ペットフード公正取引協議会が示す表示義務
https://pffta.org/hyouji/hyoji.html

まとめ

Point
1.ペットフードには「総合栄養食」と書かれているペットフードがあり、「目的」「内容量」「給与方法」「成分」の表示基準がある。

2.「総合栄養食」は米国のAAFCO基準を満たしているフードである。

3.ペットフード安全法により、「ペットフードの名称」「賞味期限」「原材料名」「原産国名」「事業者名」の表示が義務付けられている。

4.総合栄養食と書かれていない場合、AAFCO基準を満たしているかどうかを「自分で」チェックする事が必要。

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参考文献、HP:
Mueller et al. 2016、Axelsson E. 2013、Nutrient requirements of dogs and cats. NRC 2006, Meghan et al. 2017, Forrester et al. 2011, Walker et al. 1994, Morris et al. 1977, Kienzle et al. 1993a 1993b, de-Oliveia et al, Meyer and Kienzle 1991、ペットフード協会、ペットフード公正取引協議会、AAFCO栄養基準、FEDIAF Nutritional Guidelines_2019_Mai、環境省 飼い主の為のペットフードガイドライン