ペットフードの選び方その3

ペットフードの選び方3
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ペットフードの選び方についてまとめています。この記事はペットフードの選び方その3です。まだその1、2を見ていない方は先にその1 or 2へGO!


○○ミールについて

ミールの栄養価

よく言われている○○ミールと呼ばれる原材料があります。代表的なものには下記があります。

ミートミール
チキンミール
フィッシュミール
コーングルテンミール
ポークミール





基本的に○○ミールと呼ばれるものは、牛・豚・鶏等の家畜を食肉処理する際に発生する頭部、脚部、皮、脂肪、骨、内臓等、人間が食べない部分の不可食部位を高温で熱処理を行い、脂肪を溶かし、ミールと油脂に分け、ミール部分を使って作られた乾燥粉です。(レンダリングと呼ばれます)

人間が食べないとはいえ、これらは飼料などに一般的に使われており、とても栄養価が高いと言われています。


粗悪かどうか

よく言われる事で「加工時に余った副産物で作っているのだから汚染されている」「栄養価が低く粗悪な品質」というふうに批判しているケースがあります。しかし、○○ミールを使用した製品であっても栄養化についてはペットフード安全法と公正取引協議会で規定された表示をしますので、適合するペットフードであれば栄養不足であるという事はありませんし、日本での製造では主にと畜場法や家畜伝染病予防法によりコントロールされた安全なものしか使われないように定められています。


従って○○ミールである事を悪魔の食べ物のごとく、批判する必要はありません。


ミートミールの謎

しかし、、、
この中で気になるものが1つあります。



ミートミールって何の肉???という部分です。チキン、フィッシュ、コーングルテン(とうもろこし)、ポークは全て何を使っているかわかりますが、ミートミールについて、これはいわゆる「謎肉」です。栄養を凝縮している為、栄養価は高いと考えられるのですが、そもそも何の肉なのか分かりません。

なんの肉か追跡できない時点でミートミールが配合されているペットフードは気になるなら避けたほうが良いかもしれません。


コーングルテンミールは穀物のタンパク質

もう一つあげるとすればコーングルテンミールですが、必ずしも悪いからと取り上げているわけではありません。これはとうもろこしからできた植物性たんぱく質です。穀物アレルギーがあるペットは避けましょう。

肉は動物にとって嗜好性が高いため、ミールであればチキンミール、ポークミール、チキンミート、ポークミート、等の表示が一番最初に来るものであれば、気に入って美味しく食べてくれやすいかと思います。チキン、ポーク、などの肉そのものが書いてあるものであればなおGoodです。



レンダリング方法の違いがあることは事実

ところでAAFCOと日本のレンダリングの基準は異なり、日本は製造方法部分についてAAFCOを参照しているわけではないようです。

 

日本→正肉を取りのぞいた鶏の肉、皮や骨、頭部、内蔵などの副産物からレンダリングしたもの(羽、毛、フンは不使用)
アメリカ(AAFCO)→羽、頭、足、内臓を除いた骨付き、または骨なし肉と皮からレンダリングしたもの


いずれも羽、毛、フンなどは不使用です。日本のものは余すことなく使っているように見えますが、アメリカは肉部分が多く使われているようです。総合栄養食であれば栄養価に問題があるわけではありませんが、「どんな部位を使って作っているのか」まで気になる方は一つのポイントとなってきます。

着色料入りのペットフードってどうなの?

着色料は犬猫には必要なし

結論から言うと着色料はペットにとって全く必要なものではないため、無いほうがよいです。発達した嗅覚で美味しいものかどうかは分かります。着色料は下記のようなものがあります。

合成着色料:赤色2号、3号、40号、102号 黄色3号、青色1号・・・等
天然着色料:二酸化チタン、ベニコウジ色素、酸化鉄・・・等

上記が入っているものは絶対だめ!とは言うわけではありませんが、ペットにとって全く必要のないものですよ、という事を考えると、避けたほうが無難であると考えつくかと思います。

天然着色料であっても発がん性が認められるものもあります。出来る限りメインの総合栄養食には含まれていない方が望ましいです。たまにあげるペットのおやつについては、人間もそうですが、結局ある程度ジャンクフードをどこまで気にするのか、ということをご自分で判断される方がよいかと思います。

酸化防止剤ってどうなの?

酸化防止剤は保存の為に必要



酸化防止剤とはペットフードに含まれる脂肪の酸化を防止する為に必要なものです。これがないペットフードは購入後、保管場所を徹底するか、すぐに与える必要があります。飼い主が与える為の徹底したルールを守れる場合は酸化防止剤がなくても問題ありませんが、一般的には一定の品質を保持する為にも酸化防止剤は必要です。酸化した脂肪を過酸化脂質といいますが、これはです。酸化防止剤がないから毒になった、では大変です。


天然=最強ではありません。

よくある酸化防止剤には下記のようなものがあります。

 

BHA
BHT
ハーブエキス
クエン酸
ローズマリー抽出物
ミックストコフェロール

よく見かけるのはミックストコフェロールやローズマリー抽出物、ハーブエキス等ではないでしょうか。この中で発がん性が認められたり、DNAを傷つけてしまう酸化防止剤は、BHAとBHTです。とはいえこれは大量に摂取した場合の試験結果です。これらはきちんと法律により使用総量が決められており、安全であるとされています。

 

それでも気になる人は・・・

しかし、発がん性!DNAが傷つく!と言われると、不安になるのが人間の心理。上記BHAとBHTを避けて、ローズマリー抽出物や、ミックストコフェロールを使用しているペットフードを選択する事も視野に入れましょう。

 

小分けにして保管しよう

大きいものから小さいものまで様々

開封後の消費期間

大きめのサイズを購入して保存しておこう!というタイプもいるかもしれません。しかし、一度開封したペットフードは、そこから劣化していくもの。劣化したペットフードがペットに良い影響を与えるはずがありません。脂肪は過酸化脂質へ、ビタミンは効果がなくなり・・なんてことも。

出来れば一度開封したペットフードはなるべく早く与えたほうがよいでしょう。

大きめのサイズをどかっと購入してしまう場合、保管場所のリスクがあります。天敵は水と日光と温度。これらの管理が出来る場所に保管する事が望ましいですが、下手すると2ヶ月以上も開封後のフードを与えている、なんてことになりかねません。もうすでにそのフードは別の栄養素に変わっているかもしれません。ドライフードは開封後、1ヶ月以内には全て与えたほうが無難です(これでも長いという意見もあります)。

製品が袋で小分けになっているものを購入するか、あまりに内容量が多いフードを購入しない事をお勧めします。とはいえ大容量のほうが金額的に安いので考えもの。


新鮮なまま保存出来る方法として、ジップロックに入れて冷蔵庫行きという方法があります。冷蔵庫はまさに温度管理され、乾燥して、冷たく、日が当たらない場所。当然フードは長持ちしやすくなります。


ジップロック業務用が便利

なんとジップロックは業務用があります。業務用はコスパがよく、120枚入って1,300円前後。通常だと45枚入で750円くらいするので、業務用がかなりお得。MとLがありますが、小分けにする場合がMが良いと思います。

ジップロックはカウモールというオンラインショップでLや少量も購入でき、3,000円以上のまとめ買いなら送料無料なのでお勧めです。

カウモール

真空パックを使えば超長持ち&ウェットフードにも最適

自分で大きさを定めて使ったり、密閉して新鮮なものを長持ちさせるのであれば、真空パックがお勧め。本体は14,000前後、実際に使用する真空パックは28cm×5m(2本)で1,600円前後ですが、今ならそれらが全部ついた上、専用カット袋ま大小がオマケ、送料無料で12,800円と導入コスパが良くようです。

ペットフード以外にもペットのためのササミやお肉、または封を明けたウェットフードも新鮮な状態のまま冷蔵保存出来る為、ウェットフードの小分けが出来る中々のスグレモノです。

★お勧め★

真空パックん+Plus
①本体(幅40.1cm×奥行19.0cm×高さ9.2cm)
②専用ロール大(28cm×3m)1本
③専用ロール小(20cm×3m)1本
④キャニスター大(内容量1400ml)×1個
⑤専用キャニスターホース×1個
⑥ボトルストッパー×1個
⑦大・⑧小各5枚のおまけ付
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ある程度嗜好性のあるフードで、美味しく食べてもらえる事

食べてもらわないと始まらない

栄養を追求するあまり、ペットにとって全然おいしくない、という事になると結局食べてもらえず意味がありません。ここは本当に重要で、例えば病気の猫に少しでもフードを食べてエネルギーにしてもらいたい場合、食いつきの悪いフードをあげても食べないでしょう。

病気のときもそうですが、普段から一番大事なのは栄養だ、なんだと様々なことを考える前に、「食べてもらうこと」です。総合栄養食であればあまり気にせずに、ペットが好きなものを混ぜながら、与えることがベストです。

当然食いつきだけで選択する事ももちろん問題です。栄養バランスがよく、総合栄養食であり、食いつきがよいもの、となると必然的に激安のフードは淘汰されるでしょう。

何より続けていく為に財布に優しい事も考える!

高すぎず、安すぎずを考える

ペットを飼う事はお金がかかります。例えば猫を一匹飼った場合の1ヶ月の支出は、保険等あわせても6000円前後です。

大金持ちでお金が余ってしょうがない、というケースで無い限り、財布に優しいほうがいいに決まっています。とはいえ激安フードは健康面で避けたほうが無難。自分の収入と合わせて無理に負担の無いレベルで購入する事がベストです。そうでないと、そもそもペットが事故が病気になった際に支払うお金すらままならないなんて事も考えられます。

高すぎなくても及第点の総合栄養食は抑えることが出来るということを覚えておきましょう。

お勧めフードは?

一般的で手を出しやすいものが良い

ここでは下記の内容に合致するフードをご紹介します。

・手頃な価格
・手に入れやすい(ホームセンター等でも購入出来る)
・最も多い原材料は動物性のものを抑えている
・栄養素も問題ない(AAFCO基準以上)
・嗜好性や食付きにもこだわっている
・出来れば小分けにされている
・上記を踏まえて及第点~それ以上を考える



手頃・及第点で選ぶ

ピュリナワンは栄養、価格、手に入りやすさが及第点

特徴
●ターキー、チキンミールが原材料として最も多い
●酸化防止剤はミックストコフェロール(発がん性なし)
●着色料一切なし
●アメリカ産な為、アメリカでより厳しいAAFCO製造過程を通過
●総合栄養食として日本で販売している
●550gずつ小分けであり、使いやすい
●何より2.2kgで1480円前後で定期的に買うならお手頃
●どこでも売っていて手に入りやすい
避妊・去勢後から全ての年齢に避妊・去勢した猫の体重ケアターキー
ターキー、チキンミール、コーングルテン、米、脱脂大豆、とうもろこし、大豆たんぱく、セルロース、牛脂、酵母、大豆外皮、たんぱく加水分解物、キャノーラミール、ほうれん草、にんじん、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン)、カラメル色素、ビタミン類(A、D、E、K、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、ビオチン、B12、コリン)、アミノ酸類(タウリン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール)
ピュリナワン キャットフード 避妊・去勢した猫の体重ケア 栄養素
特徴
●チキン、家禽ミール原材料として最も多い
●アメリカ産であるピュリナワンの「家禽ミール」はAAFCO基準で製造。種類は問われないが、鳥の清潔な肉と皮をレンダリングしたもの。一般にチキンミールに近い。
●酸化防止剤はミックストコフェロール、ローズマリー抽出物(発がん性なし)
●着色料一切なし
●700gで小分けされていて使いやすい
●総合栄養食として日本で販売している
●何より2.1kgで1100円前後で定期的に買うならお手頃
●どこでも売っていて手に入りやすい
1~6歳お腹の健康から体重ケア 室内飼犬用チキン 小粒
チキン、家禽ミール(天然グルコサミン源)、コーングルテンミール、米、シリアルブラン、小麦、オーツ麦、動物性油脂、セルロース、チコリ(天然オリゴ糖源)、卵、フィッシュミール、ラムミール、ビーフミール、ポテト、ミルクパウダー、チーズパウダー、野菜ミール、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン、コバルト)、ビタミン類(A、D、E、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、B12、コリン、K、ビオチン、C)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)
ピュリナワン成犬用栄養素

少しだけ高級だが質の良いものを選ぶ

アメリカ産の老舗 素材にこだわっているチキン・フィッシュミートを謳った嗜好性の高さと栄養を両立させた良質なフード

特徴
●チキン(肉)、チキンミールが主原料でチキンは高品質な肉を使用している
●乾燥ミールより製造工程が短く素材を活かした製造方法
●嗜好性が高く、食いつきがよい
●AAFCO基準で栄養基準値は問題なし
●酸化防止剤はクエン酸、ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物(発がん性なし)
●着色料一切なし
●総合栄養食として日本で販売している
●2kgで2700円前後で高すぎず、安すぎずなフード
●どこでも売っていて手に入りやすい
室内猫用 アダルトチキン
チキン(肉)、チキンミール、粗挽き米、エンドウタンパク、玄米、アルファルファミール、鶏脂*、ポテトタンパク、ビートパルプ、亜麻仁、大豆油*、オーツ麦繊維、タンパク加水分解物、ユッカ抽出物、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(カリウム、クロライド、セレン、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、亜鉛、鉄、銅)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、酸化防止剤(クエン酸、ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物) )

特徴
●チキン(肉)、チキンミールが主原料でチキンは高品質な肉を使用している
●玄米やサツマイモを使用し食物繊維のバランスがよい
●乾燥ミールより製造工程が短く素材を活かした製造方法
●嗜好性が高く、食いつきがよい
●室内飼いの生活環境に配慮して、鶏脂や亜麻仁などに含まれる必須脂肪酸であるオメガ3と6の適切なバランス
●AAFCO基準で栄養基準値は問題なし
●酸化防止剤はクエン酸、ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物(発がん性なし)
●着色料一切なし
●総合栄養食として日本で販売している
●2kgで2700円前後で高すぎず、安すぎずなフード
●どこでも売っていて手に入りやすい
超小型犬 4kg以下用 成犬用 生後8ヶ月以上 チキン&玄米
チキン(肉)、チキンミール、オートミール、エンドウマメ、玄米、鶏脂*、ラムミール、大麦、粗挽き米、米糠、サツマイモ、タンパク加水分解物、ビートパルプ、亜麻仁、リンゴ、ブルーベリー、ニンジン、マリーゴールド抽出物、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、イノシトール、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)、ミネラル類(カリウム、クロライド、セレン、ナトリウム、マンガン、ヨウ素、亜鉛、鉄、銅)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、クエン酸

まとめ

Point
1.ミートミールは謎肉。避けられるなら避けるべし、コーングルテンはアレルギー持ちは避ける
2.着色料入はメインの総合栄養食では避ける
3.酸化防止剤はローズマリー抽出物やミックストコフェロール等を選ぶ 
4.開封したら1ヶ月以内に全部与える。出来るだけ早く。日光や湿度に注意。ジップロックや真空パックで冷蔵庫保存を。
5.食べてもらうことが一番!
6.最終的には自分が出せる範囲の金額が一番!

参考文献、HP:
Mueller et al. 2016、Axelsson E. 2013、Nutrient requirements of dogs and cats. NRC 2006, Meghan et al. 2017, Forrester et al. 2011, Walker et al. 1994, Morris et al. 1977, Kienzle et al. 1993a 1993b, de-Oliveia et al, Meyer and Kienzle 1991、ペットフード協会、ペットフード公正取引協議会、AAFCO栄養基準、FEDIAF Nutritional Guidelines_2019_Mai、環境省 飼い主の為のペットフードガイドライン